受付用ロボットのおすすめ10選|価格・機能・見た目を徹底比較
近年、人手不足やDX推進の流れを背景に、企業やホテル、病院などで「受付業務をロボットに任せる」動きが加速しています。
受付ロボットは、来訪者の案内や入館手続き、チェックイン、問い合わせ対応などを自動化できるため、人件費削減だけでなく、顧客体験の向上やセキュリティ強化にもつながります。
しかし、初期費用やメンテナンスコスト、イレギュラー対応の難しさといった課題も把握しておく必要があります。
本記事では、受付ロボットの基本概要やメリット・デメリット、選び方のポイントを解説するとともに代表的な機種を比較紹介します。
これから受付の自動化を考える方は、ぜひ参考にしてください。
受付用ロボットとは

受付用ロボットとは、企業のオフィスやホテル、病院、商業施設などで人間に代わって受付業務を担うロボットの総称です。
来訪者への案内、入館手続き、ホテルでのチェックイン、問い合わせ対応など、従来は人が行っていたフロント業務を自動化する役割を持っています。
形態はさまざまで、ヒト型ロボット、卓上型ロボット、テレプレゼンス型ロボットなどがあります。
受付ロボットの選び方

受付ロボットを選ぶ際には、3つの視点が重要です。
- 価格
- 機能
- 見た目・ビジュアル
予算的な問題から機能的な側面まで、幅広い要素で検討するようにしましょう。
価格帯
受付ロボットの導入コストは数十万円から数百万円まで幅広く、契約形態によっても負担感は大きく変わります。
購入型のほか、レンタル型やサブスクリプション型のプランもあり、導入しやすさは企業のニーズや予算に左右されます。
また、初期費用だけでなく、保守サポートやクラウド利用料といったランニングコストも長期的に考慮する必要があります。
機能
受付ロボットの基本機能は来訪者の受付・案内です。
しかし、製品によっては顔認証による本人確認、多言語対応、地図を用いた誘導、遠隔通話機能などが搭載されています。
特にセキュリティ管理や予約システムとの連携が必要なオフィスや医療機関では、対応できる機種を選ぶことが重要です。
利用シーン(オフィス、商業施設、病院など)に応じて、必要な機能を明確にすることが失敗しない選び方のポイントです。
見た目・ビジュアル
受付ロボットは来訪者の第一印象を左右する存在でもあるため、デザイン性も無視できません。
ヒト型ロボットは親しみやすさやインパクトがあり、イベントや来客体験を重視する場に適しています。
一方で、省スペースや効率性を優先する場合は、卓上型やシンプルなデザインのロボットの方が実用的です。
導入目的に合わせて「業務効率重視か、演出効果重視か」を判断するのが選び方のコツといえます。
受付用ロボットおすすめ10選

受付ロボットにはさまざまなタイプがあり、機能や価格も幅広く展開されています。
かわいらしい動きで注目を集める小型モデルから、遠隔操作型・自律走行型・AI搭載の最新モデルまで用途は多様です。
ここからは、代表的な10機種をピックアップしました。
- temi V3(テミ)
- あるくメカトロウィーゴ
- RoBoHoN
- 企業受付 for Sota
- Pepper for Biz
- NAO
- newme(avatarin)
- ugo(ユーゴー)
- UBTECH Cruzr(クルーザー)
- OrionStar GreetingBot Nova
特徴や料金を整理し、導入を検討する企業が比較しやすいように解説していきます。
temi V3(テミ)

引用:temi
temi V3(テミ)は、自律移動とテレプレゼンスに強いサービスロボット。
人追従・地図作成・ルート誘導・障害物回避などのナビゲーション能力に加え、ビデオ通話や音声アシスタントでの応対に対応します。
V3世代はトレイ部の拡張電源やアタッチ用穴など業務活用の拡張性が強化可能です。
価格は地域や販売チャネル、カスタマイズの範囲によりより異なりますが、10,000米ドル〜が目安でしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金目安 | 10,000〜30,000米ドル(約150万〜450万円) |
| 機能 | 自律移動/人追従/障害物回避/遠隔ビデオ通話/業務拡張用トレイ電源 |
| お問合わせ | https://livingrobot.co.jp/#contact |
あるくメカトロウィーゴ

引用:歩くメカトロウィーゴ
「あるくメカトロウィーゴ」は、日本発の二足歩行ロボットで、全高13cmというコンパクトサイズながら本格的な歩行やダンスを実現できるユニークな教材です。
Scratchベースのプログラミングに対応しており、子どもから大人まで直感的に操作を楽しむことができます。
教育現場ではプログラミング授業やロボットワークショップで導入されており、センサーを活用した課題解決を通じて論理的思考力を育成することが可能です。
さらに、かわいらしい見た目と多彩な動きは、受付での演出や来訪者へのアトラクション要素としても活用でき、学習用途と業務用途の両面で注目を集めています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金(税込) | 本体価格 109,780円 ソフト利用料 月額550円 or 年額5,500円 |
| 機能 | 二足歩行・ダンス動作/距離センサー・照度センサー/Scratchベースのプログラミング操作/小型で省スペース設置可能 |
| 公式URL | https://walkingmechatrowego.com |
RoBoHoN

引用:RoBoHoN
シャープが開発した「RoBoHoN」は、卓上に置けるヒト型ロボットで、親しみやすいデザインと多機能性が特徴です。
音声会話による自然なコミュニケーションに加え、写真撮影やメール通知、小型プロジェクターによる映像投影といった機能を備えています。
家庭向けモデルとして登場しましたが、法人向けアプリを組み合わせることで受付業務や多言語対応も可能となり、イベントや商業施設での来客対応にも活用されています。
見た目のかわいらしさと実用的な機能の両方を備えており、来訪者の第一印象を高める効果も期待できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金(税込) | ロボホンライト:約95,590円 Wi-Fiモデル:約145,200円 LTEモデル:約239,800円 ※販売店により変動 |
| 機能 | 音声会話による応対/写真撮影・メール通知/小型プロジェクター搭載/多言語対応/受付アプリ連携・プログラミング操作対応 |
| 公式URL | https://robohon.com |
企業受付 for Sota

引用:株式会社ユニキャスト
「企業受付 for Sota」は、小型コミュニケーションロボット「Sota」を活用した受付システムです。
タブレットと組み合わせて利用することで、来訪者の顔認証や受付処理、スタッフへの自動通知などを効率的に行えます。
従来の有人受付のような常駐スタッフを必要とせず、セキュリティ管理や来訪履歴の保存も可能なため、企業の業務効率化やコスト削減に大きく貢献します。
小型かつ省スペース設置が可能で、スタートアップや中小企業でも導入しやすい点が強みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金(税込) | 初期費用:145,000円〜498,000円 ※プランにより変動 |
| 機能 | 顔認証による来訪者確認/タブレット連携で受付処理/スタッフ通知・自動呼び出し/来訪履歴の保存と管理 |
| 公式URL | https://unicast-robotics.com/company-reception/ |
Pepper for Biz

引用:Softbank
ソフトバンクロボティクスのヒト型ロボット「Pepper」の法人向けモデル。
感情を推定する機能や音声対話を活かし、来訪者の呼び込み・案内・簡易受付など“対話が中心”の業務で存在感を発揮します。
レンタルを基本とする料金体系が用意され、本体レンタル(月額)+Biz基本プラン(月額)の組合せで導入されるのが一般的です。
初出時に月額55,000円のレンタルプラン(36カ月)が公式に案内されており、販売会社によっては基本プラン等の月額を加算する見積り形態が提示されています。
見た目のインパクトが大きく、プロモーションやイベントでも集客・演出効果が期待できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金(税込) | ライト:7.13万円/月(年間契約) スタンダード:7.68万円/月(年間契約) スポット(1日〜3日):5.5万円 スポット(1カ月単位):11.0万円/月 |
| 機能 | 音声対話/感情推定/顔認証(アプリ連携)/案内表示/遠隔運用 |
| 公式URL | https://www.softbankrobotics.com/jp/product/pepper/retail/ |
NAO

引用:RobotLAB
NAOは、フランス発の小型ヒト型ロボットです。
教育・研究分野での採用実績が多く、多関節の自然なモーション、対話、顔認識などを備えています。
ビジュアルプログラミング環境Choregraphe等で動作を組み立てられ、教材・展示・コミュニケーションの研究用途に向きます。
価格は販売地域や構成で幅がありますが、概ね7,500〜13,000米ドルのレンジが目安でしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金目安 | 約7,500〜13,000米ドル(約110万〜206万円) |
| 機能 | 音声対話/顔認識/多関節モーション/Choregrapheによるプログラミング |
| 公式URL | https://www.robotlab.com/en-us/store/nao-power-v6-educator-pack |
newme(avatarin)
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引用:avatarin
ANA発スタートアップavatarinのテレプレゼンス型アバターロボット。
遠隔のオペレーターが音声・映像で現地の来訪者とコミュニケーションでき、受付・案内・店舗接客・施設見学など「その場にいるような接客体験」を実現します。
筐体は折りたたみ可能で複数サイズが提供され、クラウド基盤と組み合わせた低遅延・双方向通信が特徴です。
価格は公開されておらず、個別見積りとなります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金(税込) | 個別見積り |
| 機能 | 遠隔操作(音声・映像双方向通信)/“現地に居る”体験/折りたたみ可能・複数サイズ展開 |
| 公式URL | https://about.avatarin.com/ |
ugo

引用:ugo
遠隔操作型モバイルロボット「ugo」は、可動式アームを持つ車輪付きの台座ロボットです。
遠隔地から操作して清掃・巡回・設備点検など、多様な用途に対応できます。
操作はゲームコントローラーまたはPC/Laptopから行え、一人のオペレーターが最大で複数台を同時に管理することが可能という設計です。
レーザー範囲測定やセンサーを備えており、ナビゲーションや環境認識も強みとされています。
レンタルモデルが中心で、おおよそ13〜15万円前後になるケースがあります。
現状はオフィスビルや施設内での実証運用が報告されており、実務導入に向けたフェーズに入っている製品です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金(税込) | 要問い合わせ(レンタルモデル中心・13〜15万円前後/月の例あり) |
| 機能 | 遠隔操作/可動式アーム/レーザーセンサーによる環境認識/複数台の同時管理 |
| 公式URL | https://ugo.plus/ |
UBTECH Cruzr

引用:UBTECH Cruzr
「UBTECH Cruzr」は、ヒト型に近いデザインと自律ナビゲーションを備えたサービスロボットです。
U-SLAM(自己位置推定SLAM)を使用した自律ナビゲーション、障害物回避、顔認識や音声・テキストによるインタラクション、遠隔通話機能などを搭載しています。
用途はホテルの受付、商業施設の案内、巡回業務など幅広く、多言語対応やクラウドとの連携が可能な点も魅力です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金(税込) | 約 US$35,000(約400〜500万円) |
| 機能 | SLAMによる自律走行/障害物回避/顔認識/音声・テキスト対話/長時間稼働(8時間以上) |
| 公式URL | https://www.robotlab.com/cruzr |
OrionStar GreetingBot Nova

「OrionStar GreetingBot Nova」は、OrionStarが展開する高性能受付/案内ロボットです。
最新の大規模言語モデル(LLM)を搭載し、多言語・自然言語対話能力を持つ点が特徴です。
視覚系機能として14インチHDスクリーン、13MPカメラなどを搭載しており、3D LiDARセンサーによる視野広い環境認識が可能。
稼働持続時間は12〜14時間程度、充電時間は約4.5時間です。
価格は非公開で導入にはデモ申請や見積もりが必要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 料金(税込) | 要問い合わせ |
| 機能 | 30以上の言語対応音声対話/14インチスクリーン/3D LiDARセンサー/12〜14時間稼働/自動充電ドック |
| 公式URL | https://en.orionstar.com/nova.html |
受付をロボットにする3つのメリット

企業や施設における受付業務をロボットに置き換えることで、人件費削減から顧客体験の向上、さらにはセキュリティ強化まで、多方面にわたるメリットが得られます。
ここでは代表的な3つの利点を解説します。
- 人件費削減と省人化効果
- 顧客体験・来訪者対応の向上
- セキュリティ・情報管理の強化
人件費削減と省人化効果
受付ロボットを導入すれば、スタッフを常時配置する必要がなくなるため、人件費を大幅に抑えることができます。
特に24時間体制や複数拠点での受付が必要な企業では、限られた人材をコア業務に集中させられる点が魅力です。
中小企業や人手不足に悩むホテル・病院などでは、省人化による効果が顕著に表れやすいでしょう。
顧客体験・来訪者対応の向上
最新の受付ロボットは、多言語対応や顔認証、事前予約システムとの連携などに対応しており、来訪者にとってスムーズで快適な受付体験を提供できます。
さらに、ヒト型ロボットやタブレットを用いた演出効果によって、来訪者の印象を良くすることも可能です。
待ち時間の短縮や自動案内による効率化は、顧客満足度の向上にも直結します。
セキュリティ・情報管理の強化
受付ロボットは、来訪者の情報を自動的に記録し、入退室管理システムと連携できるため、セキュリティ面を強化できます。
紙の台帳や手書きによる管理と違い、ログの蓄積や分析が容易で、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進にも貢献します。
また、本人確認や認証システムと統合すれば、不正入館のリスクを低減でき、安全性の高いオフィス環境を実現できます。
受付をロボットにする3つのデメリット

受付ロボットには多くのメリットがある一方で、導入にあたっては慎重に検討すべきデメリットも存在します。
ここでは代表的な3つの課題を解説します。
- 初期導入コストとランニング費用の負担
- トラブル時の対応や柔軟性の不足
- 顧客層によっては抵抗感がある
初期導入コストとランニング費用の負担
ロボット本体やシステム構築の費用は高額になりやすく、導入時にまとまった投資が必要です。
さらに、保守サポートやクラウド利用料、ソフトウェアの更新費用など、継続的なコストも発生します。
費用対効果を十分に得るためには、来客数や利用頻度、業務効率化の度合いを踏まえて慎重に判断する必要があります。
トラブル時の対応や柔軟性の不足
ロボットは機械である以上、不具合やネットワーク障害の影響を受けるリスクがあります。
その際には受付業務が一時停止してしまう可能性もあるため、サポート体制やバックアップ要員を用意しておくことが欠かせません。
また、臨機応変な判断やイレギュラーな会話対応は人間に比べてまだ弱く、あらかじめ想定されたシナリオを超える対応は不得手といえるでしょう。
顧客層によっては抵抗感がある
最新のロボットに慣れていない高齢者や、機械操作が苦手な来訪者にとっては、ロボット受付がかえって利用のハードルになる場合があります。
また、人によっては「冷たい」「無機質」と感じてしまい、企業イメージに影響を与える可能性も否定できません。
そのため、ブランドや顧客層に合わせて、有人受付とロボット受付をバランスよく組み合わせる工夫が求められます。
受付ロボットに関するよくある質問

受付ロボットの導入を検討する際によくある疑問をQ&A形式でまとめました。
- 受付ロボットは小規模オフィスでも導入できますか?
- メンテナンスやトラブル対応はどうすればいいですか?
- 受付ロボットはどのくらいの期間で費用対効果が出ますか?
- 高齢者や外国人の来訪者にも対応できますか?
Q1. 受付ロボットは小規模オフィスでも導入できますか?
小規模オフィスでも、省スペース型や卓上型のロボットであれば十分導入可能です。
大規模なシステムを組む必要はなく、レンタルや比較的安価な機種を選ぶことで手軽に始められます。
あるくメカトロウィーゴの場合、全高13cmと小型で、カウンターや机の上にも設置できるため、限られたスペースのオフィスでも利用できます。
Q2. メンテナンスやトラブル対応はどうすればいいですか?
多くの受付ロボットは保守プランやリモートサポートを用意しており、定期的なアップデートや故障時の対応が提供されます。
利用には本体価格以外に、クラウド利用料や保守費用を見込んでおくことが一般的です。
あるくメカトロウィーゴでは、ソフトウェア利用料(月額550円または年額5,500円)で管理や更新が受けられるため、比較的低コストで維持できます。
Q3. 受付ロボットはどのくらいの期間で費用対効果が出ますか?
来客数や業務内容によって異なりますが、人件費削減やブランドイメージ向上を目的にするのがよいでしょう。
とくにイベントや展示会では短期間でも効果が期待できます。
あるくメカトロウィーゴでは、本体価格が約10万円台と低価格なので、展示会や店舗での利用だけでも「話題性」や「ブランド訴求」で投資効果を感じられるケースがあります。
Q4. 高齢者や外国人の来訪者にも対応できますか?
多言語対応やタブレット連携が可能なロボットであれば、外国人や高齢者でも利用しやすくなります。
ただし、完全に無人化するより有人受付との併用が望ましいケースもあります。
あるくメカトロウィーゴの場合、会話や多言語機能は弱いものの、かわいらしいデザインと動きで来訪者の緊張を和らげる役割にもなるでしょう。
受付ロボットを導入して仕事を楽しもう
受付をロボットに置き換えることは、単なる省力化ではなく、働き方や来訪者体験を変えるきっかけになります。
人が担うべき高度な接客や付加価値の高い業務に集中できるようになれば、スタッフ自身のやりがいも増し、企業全体のサービス品質も高まります。
デメリットを理解したうえで上手に活用すれば、受付ロボットは「人とロボットが協力して仕事を楽しむ」未来を切り拓く存在となるでしょう。


