日刊工業新聞に「あるくメカトロウィーゴ」に関する記事が掲載されました

2020年4月24日、『日刊工業新聞』に弊社が開発した学習用ロボット「あるくメカトロウィーゴ」に関する記事が掲載されました。

 

【新聞記事全文】

小学校のプログラミング学習用
二足歩行ロボ開発
リビングロボット

最先端学ぶ学習モデルに

リビングロボット(福島県伊達市、川内康裕社長)は、文部科学省の学習指導要領で本年度から必修となった、小学校のプログラミング教育の学習用に二足歩行ロボットを開発した。歩いたり立ち上がったり、ダンスするなどさまざまな動作が可能。プログラムを実行した結果をロボットの動きで体験できる。今後、最先端技術を学べる学習モデルとして拡販する。(いわき・駒橋徐)

開発したロボ「歩くメカトロウィーゴ(仮称)」は、まず伊達市立月舘学園(小中一貫校)に30台納入する予定。「メカトロウィーゴ」はプロモデラーの小林和史氏がデザインし、プロモデルなどで商品化されている。このデザインを活用して講談社とともに二足歩行で多様な動きを実現するロボに仕上げた。

大きさは13センチメートル程度。頭に照度センサー、目にカメラ、腹部には距離センサーや加速度センサーなどを内蔵した。ブラシレスモーター8個をロボットの肩や太もも、足首の縦横にそれぞれ搭載。プログラミングにより二足歩行での移動や障害物の感知、両手の上げ下げ、立ち上がり、着座、お辞儀、バックができる。ダンスや「さようなら」といったあいさつもできる。リチウムイオン電池駆動で、プログラミング授業の時間は十分に動作可能という。

ロボの製作は電子機器メーカーのアサヒ電子(福島県伊達市)が行う。講談社は同ロボットを主人公にした漫画『万能変化メカトロウィーゴ』の配信を漫画アプリ「マガポケ」で近く開始する予定。

リビングロボットはクラウドサービスを含めたサブスクリプション(定額制)モデルも販売する。同社のプログラミング教育用サービスは、教師が直接指導しなくてもeラーニングで生徒が自主的に学習を進めることができる。また学習の進捗をクラウド経由で教師がリアルタイムに把握し、評価の参考情報として活用できる。

リビングロボットは2018年に発足したベンチャー企業。コミュニケーションロボットやIoT(モノのインターネット)デバイスの開発と社会実装を目指している。これまで受付ロボットや商品を説明するロボットを開発した。

九州大学などと日本初の準天頂衛生システムを利用した園内案内ロボットを開発し、テーマパーク「ハウステンボス」(長崎県佐世保市)で実証した実績もある。

2020年4月24日日刊工業新聞より

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