福島民報に「あるくメカトロウィーゴ」に関する記事が掲載されました
2020年4月15日、福島県の地方新聞『福島民報』に弊社が開発した学習用ロボット「あるくメカトロウィーゴ」に関する記事が掲載されました。
【新聞記事全文】
伊達のリビングロボット、アサヒ電子学習用ロボット開発月舘学園に導入 今夏発売目指す
伊達市に福島本社を置くベンチャー「リビングロボット」は、教育現場のプログラミング学習用ロボット「あるくメカトロウィーゴ」を開発した。同市のアサヒ電子が製造を担い、世界的にも珍しい「二足歩行」を可能とした。市内の小中一貫校「月舘学園」に先行導入され、今夏の発売を目指している。
メカトロウィーゴは造形家・小林和史氏が生み出した人気ロボットキャラクターで、今後、講談社がキャラクターIP(知的財産)事業を展開する。リビングロボットはこのキャラクターに注目し、現実のロボットとして世に送る。
高さ十五センチ、重さ二百三十グラム、水色の本体の外装は強化プラスチック製で、丸みのあるデザインが特徴だ。人間のように二本足で歩き、センサーで障害物を感知して止まる。目が光り、ダンスもできる。パソコンやタブレットで操作する。内部はスマホと同じ部品で構成されており、価格はスマホと同程度の十万円以下を目指している。
シャープの元社員らでつくるリビングロボットは昨春、あるくメカトロウィーゴの開発に着手した。小学校で今年度、プログラミング学習が始まることを見据えた対応で、資本関係にあるアサヒ電子が製造を引き受けた。数センチの狭い空間に部品やコードを配置する難しい課題をクリアし、「メイドイン伊達」のロボットが誕生した。
月舘学園向けに三十台を納品するほか、今夏にも学校関係者や個人向けに販売を始める予定だ。
アサヒ電子の菅野寿夫社長は「経済のグローバル化、ものづくりの海外移転が進む中、ロボット生産に関わる国内の技術を高めたい」と抱負を語る。リビングロボットの川内康裕社長は「値段が安く世の中の役に立つロボットを伊達から広めていきたい。子どもを笑顔にする商品になる」とアピールしている。
2020年4月15日福島民報より